KVM > ライブマイグレーション

更新日 2013-02-17
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ライブマイグレーションする方法を紹介します(Ubuntu 12.04)。 仮想マシンのイメージファイルが、移動元サーバと移動先サーバで共有されている必要があります。例えば、NFSサーバ上に、仮想マシンのイメージファイルを置いておくなどの方法があります。

セキュリティ無しの方法

セキュリティを考えずにマイグレーションする方法を紹介します。 /etc/libvirt/libvirtd.conf で、以下のように設定します。
listen_tls = 0
listen_tcp = 1
auth_tcp = "none"
こうすることで、TLS無しで、TCPベタでマイグレーションするようになります。また、auth_tcp="none"とすることで、認証も行いません。 次に、/etc/default/libvirt-bin にて、以下のように設定します。
libvirtd_opts="-d -l"
おそらく、デフォルトで-dオプション(デーモンとして動作)が指定されていると思います。-lオプションを追加することで、TCPコネクションを待ち受けるようになります。設定したら再起動します。
$ sudo service libvirt-bin restart
設定に問題がなければ、-dオプションと-lオプションが指定されたlibvirtdが起動しているはずです。
$ ps -aefw | grep libvirt
/usr/sbin/libvirtd -d -l
これらの設定を、ライブマイグレーションの移動元サーバと移動先サーバの両方で行います。 設定が正しければ、以下のコマンドで、別サーバのvirshにログインできるはずです。
$ sudo virsh --connect qemu+tcp://root@server1/system
'server1'の部分は、サーバのアドレスやホスト名になります。 ライブマイグレーションは、以下のコマンドで可能です。
$ sudo virsh migrate --live --p2p --tunnelled --verbose target-vm1 qemu+tcp://root@server1/system
--verboseオプションは、必須ではありません。'target-vm1'は、マイグレーションしたい仮想マシンの名前です。
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お問い合わせは sweng.tips@gmail.com まで。
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