バージョン4.1までのXenは、基本的にxmコマンドを使い操作します。

Xenの情報

xm infoを実行すると、Xenの色々な情報が見れます。

$ sudo xm info
  :
xen_scheduler          : credit
  :
xen_major              : 4
xen_minor              : 1
  :

creditスケジューラが使われていることがわかります。 また、Xenのバージョンが4.1.xであることもわかります。

VMの起動

xm start でVMの名前を指定すればよいです。

$ sudo xm start domain-name

VMの確認

VMのID、名前、CPU数を確認するには xm list を使います。

$ sudo xm list
Name                                        ID   Mem VCPUs      State   Time(s)
Domain-0                                     0 28149     8     r-----    786.4
vm-01                                        2  4096     2     -b----     33.7

creditスケジューラの状態確認

以下のように、WeightパラメータとCapパラメータを確認できます。

$ sudo xm sched-credit -d vm-01
Name                                ID Weight  Cap
vm-01                                2    256    0

Cap = 0だと、vm-01は、無制限にCPUを使えます。

creditスケジューラの状態変更

VMに対してweightやCapの値を設定するコマンドは、以下です。

$ sudo xm sched-credit -d vm-01 -w 512 # Weightの設定
$ sudo xm sched-credit -d vm-01 -c 200 # Capの設定

仮想CPUの割当て状態

$ sudo xm vcpu-list
Name                                ID  VCPU   CPU State   Time(s) CPU Affinity
Domain-0                             0     0     2   -b-     340.2 any cpu
Domain-0                             0     1     7   r--      91.7 any cpu
Domain-0                             0     2     6   -b-     109.9 any cpu
Domain-0                             0     3     0   -b-      83.3 any cpu
vm-01                                2     0     3   -b-      22.2 0-3
vm-01                                2     1     0   -b-      14.0 0-3

この場合、vm-01には、仮想CPUが2つ割り当てられています。

VMのCPU使用率

xentopコマンドで確認できます。

$ sudo xentop