Grailsとは、Groovyベースのウェブアプリケーション・フレームワークです。もっと噛み砕いて言うなら、「ウェブアプリケーションの開発を簡単にするためのソフトウェア」です。RubyにおけるRuby on Railsと同類のソフトウェアです。

Grailsを使うと、Grailsの「型」にハマった開発をすることになります。この「型」にハマることで、開発が楽になります。

では、Grailsの型(機能、もしくは、規約、とも言えるでしょう)を紹介します。

• MVCモデルの採用。Grailsを使って開発すると、自然と、データを表すModel (Grailsでは Domain と呼びます)と、画面を作成する Viewと、リクエストを処理するControllerを分離して設計することになります。このことは、一般的に、ウェブアプリの保守性を高めます。
• 様々なライブラリの標準搭載。ウェブアプリで良く使うライブラリを、最初から利用可能な状態にしてくれています。例えば、O/Rマッピングライブラリである Hibernate などがあります。
• オブジェクトの内容を記録するデータベースのテーブルを、自動生成できます(Hibernateを利用)
• リクエストの内容をチェックすることが簡単にできます。

ここで紹介したのは、ほんの一部にすぎません。最初は、この「型」に慣れるまで大変だと思います。しかし、少し慣れてくれば、その便利さに気づくはずです。