[JavaScript] SpiderMonkeyのインストール

SpiderMonkeyのインストール方法を紹介します。

(参考ページ https://developer.mozilla.org/En/SpiderMonkey/Build_Documentation )

SpiderMonkeyは、JavaScriptの実行環境です。 SpiderMonkeyを使うと、ウェブブラウザを利用せずにJavaScriptコードを実行できます。

インストールの環境は、以下のとおりです。

Ubuntu 10.10 (Linux mypc 2.6.35-31-generic #63-Ubuntu SMP Mon Nov 28 19:29:10 UTC 2011 x86_64 GNU/Linux)
apt-getで gcc, g++, autoconf をインストール済み

apt-getではパッケージを見つけられなかったので、ソースをコンパイルします。まず、以下のURLからソースコードをダウンロードします。

http://ftp.mozilla.org/pub/mozilla.org/js/js185-1.0.0.tar.gz

てきとうなディレクトリで、解凍します。

builddir$ tar zxvf archive/js185-1.0.0.tar.gz

js/srcディレクトリに移動します。

builddir$ cd js-1.8.5/js/src/

configureを実行します。

src$ ./configure
     :
     :

エラーが出ることなく処理が終了すれば、問題ないはずです。

makeします。

src$ make

エラーが出ることなくコンパイルが終われば、srcディレクトリに js という実行ファイルが生成されているはずです。

ヘルプが表示されるか確認してみます。

src$ ./js --help
JavaScript-C 1.8.5 2011-03-31
usage: js [options] [scriptfile] [scriptarg...]
Options:
  -h            Display this information
  -z            Create a split global object
                Warning: this option is probably not useful
    :

ちゃんと表示されました。この状態で、 make install を実行すれば、/usr/local/bin 以下に js コマンドがインストールされます。

最後に、簡単な JavaScript のコードを実行してみます。

src$ ./js
js> print('hello');
hello

引数なしで js を実行すると、対話モードになります。上記の例では、 print('hello') を入力しました。その次の行で、 hello が出力されていることがわかります。

このように、SpiderMonkeyを使うと、ウェブブラウザを利用せずにJavaScriptコードを実行できます。 (ご参考: SpiderMonkeyの基本的な使い方)

JavaScript > SpiderMonkeyのインストール

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