Mac OS Xで、ログイン時にプログラムを実行する例を紹介します。

ログイン時に任意のスクリプトを実行してくれる「ログインフック」という機能を利用してみます。 とりあえずtracのデーモン(tracd)を起動するスクリプトを /Users/taro/script/run-tracd.sh に書いてみます。

#!/bin/sh

TRAC_ENV=/Users/taro/trac
PORT=8000

/opt/local/bin/tracd -d --port ${PORT} ${TRAC_ENV}

run-tracd.shに実行権限を与えます。 コマンドは、なるべくフルパスで指定しておいたほうが無難です。

$ chmod 755 run-tracd.sh

次に、run-traced.shをログインフックに登録します。

$ sudo defaults write com.apple.loginwindow LoginHook /Users/hoge/script/run-tracd.sh

これで設定完了です。 ログインすると自動的にtracdが起動します。 ちなみに、ログインフックに登録している情報は以下で確認できます。

$ sudo defaults read com.apple.loginwindow LoginHook

ログインフックに登録されたコマンドはroot権限で実行されるので、セキュリティ対策が甘いプロセスを起動すると危険です。