Pugの基本的な使い方を紹介します。

Pubは、簡単にHTMLを記述するための言語であり、それを処理するテンプレートエンジンです。 普通にHTMLを記述しようと思うと、様々なタグを書く必要がありますが、pugを使うと、その必要がなくなります。 また、ヘッダーやフッターのような、全てのページで共通するパーツがあると思いますが、それらを分離して記述しておき、組合せてHTMLファイルを生成することもできます。

pugはnode.js経由で使えます。pugのインストールは以下(node.jsがインストールされている前提です)。

$ npm install pug

pugのウェブサイトに従って、試してみましょう。template.pugというファイルを用意します。

p #{name}'s Pug source code!

これが、pugによる記述です。左端の'p'は、HTMLのpタグを意味します。 次に、test.jsというjavascriptファイルを用意します。同じディレクトリに置きます。

const pug = require('pug');

// Compile the source code
const compiledFunction = pug.compileFile('template.pug');

// Render a set of data
console.log(compiledFunction({
  name: 'Timothy'
}));

これで、test.jsを実行すれば、template.pugがコンパイルされて、以下が出力されます。

$ node test.js
"<p>Timothy's Pug source code!</p>"

コマンドラインからpugを実行してhtmlを作成したい場合は、pug-cliをインストールしましょう。

$ npm install pug-cli

これで、pugコマンドが使えるようになります。

$ pug template.pug

こうすると、template.htmlファイルが生成されます。