PostgreSQL > ネットワーク経由のアクセスを許可する方法

更新日 2012-03-02
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別のマシンからのアクセスを許可する方法を紹介します。
アクセスを許可するために、postgresql.confとpg_hba.confの2つのファイルを設定します。これらのファイルの場所は、環境によって異なります。例えば、Ubuntuにインストールした場合は、/etc/postgresql/8.4/main/ 以下になります。

postgresql.confの設定

postgresql.confでは、listen_addressesの値を変更します。
     # listen_addresses = 'localhost'
     listen_addresses = '*'
デフォルトで 'localhost' となっているところを、 '*' に変更すると、全てのアドレスに対して listen するようになります。IPアドレスを指定することも、もちろんできます。

pg_hba.confの設定

pg_hba.confでは、IPアドレスベースのアクセス許可のポリシーを記述できます。
     host all	 all	192.168.3.0/24	trust
上記の一行をpg_hba.confに書くと、192.168.3.0/24のアドレスを持つホストからのアクセスを許可するようになります。
上記の設定は、左から順に、
  1. 接続タイプ ('host'は TCP/IP を表す)
  2. アクセス対象のデータベース ('all' は、全データベースを表す)
  3. アクセスを実行するユーザ ('all' は、全ユーザを表す)
  4. アクセスを実行するホストのアドレス
  5. アクセス許可のポリシー ('trust' は、パスワードなしで許可する)
に、なります。
ちなみに、上記の設定を行っても、ファイアウォールが有効になってるとPostgreSQLにアクセスできないので注意してください。
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